海外で研究者として活躍するには、何が必要だと思いますか?
英語ができれば大丈夫ですか?
実はそれだけでは不十分です。現地で職を得るには、いくつかの重要な条件が求められます。
まず絶対に欠かせないのが「英語力」です。海外での研究職では、英語での会話、議論、プレゼンテーションが必須。日常会話レベルではなく、自分の研究について専門的に話せるスキルが求められます。ネイティブのように完璧である必要はありませんが、最低でも30分以上、専門的な内容を英語でやり取りできる力は必要不可欠です。
次に大切なのが「研究論文の数」。特にアカデミアの世界では、実績が明確に見える形で評価されるため、論文数は面接の機会や採用の有無に直結します。実際に博士課程修了時に8〜9本の論文があったことで、多くの大学から面接の機会を得られたという実例もあります。分野によっては論文数が少なくても評価されることもありますが、一般的には「数=研究力の証明」として強く機能します。
さらに、海外での就職には「行動力」も重要です。チャンスは待っていてもやってきません。自分から研究を進め、学会に参加し、発信していく姿勢がなければ、情報も人脈も得られず、良いポジションにはたどり着けません。研究費の獲得やプロジェクトの立ち上げなども、待ちの姿勢では難しいもの。自分で動き、扉を開いていくことが求められます。
次に挙げるのが「ネットワーキング能力」。学会などで築いた関係から、採用のチャンスにつながるケースは非常に多いです。たとえば、学会で出会った教授が採用担当者になったことで、思いがけずポジションに推薦されたという事例もあります。単なる名刺交換ではなく、信頼関係を築き、会話の中で自分の専門性を伝えられることが大切です。
そして最後に欠かせないのが「プレゼンテーションと面接力」。採用試験では、研究発表や模擬授業、さらには1時間以上にわたる面接など、パフォーマンスを見せる場が連続します。これがうまくいかないと、いくら論文や実績があっても採用にはつながりません。自分の研究を分かりやすく魅力的に伝える力、質問に的確に答える力、これらを事前に磨いておく必要があります。
海外で研究職に就くためには、語学力・実績・行動力・人脈・表現力という5つのスキルが鍵になります。一つでも欠けていると、採用までの道のりは遠くなるかもしれません。
海外で研究者として働くには、英語力や論文数といった表面的なスキルだけでなく、行動力やネットワーク構築力、さらにはプレゼンテーション能力までもが重要な要素になります。これらを意識的に鍛えることで、海外でのキャリアチャンスが確実に広がります。
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