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なぜサボって、だらけるの。成功したくない?

成功したいのに、なんでやる気が出ないんだろう?

選手や学生のモチベーションを上げるためにはどうしたらいいのだろう?

例:スポーツ

  • 「上手になるためにトレーニングをするぞ!」⇒サボる
  • 「練習を頑張るぞ!」⇒気づいたら手を抜いている

モチベーションは、日本語だと“やる気”や“意欲”と訳されます。皆さんが夢や目標に向かって努力するとき、仕事や勉強での良い成果を出すために頑張るとき、このモチベーションが結果や努力の度合いに影響を与えます。

教師やコーチ、トレーナー、チームリーダーとして学生や選手、チームメイトと関わる際、モチベーションの維持や向上はとても重要。

じゃ、どんなことができるのだろう?

ここでは学生のモチベーションUPに重要なことを4つ紹介しますね!

(私はアメリカでスポーツ心理学を教えている教員です【自己紹介】)

1.状況と個人の特性の両方を考える

モチベーションの向上を支えるうえで欠かせないのが、個人の特性と個人を取り巻く環境。やる気や意欲というのは個人の特性や問題によるものだと思われがちですが、環境も大きく影響します。例えば、とても優秀なのに体育の授業ではモチベーションが低い学生がいたとします。この学生のモチベーションが低さは、運動が苦手という可能性もあれば、教員の指導スタイルが合わない、授業が退屈といった可能性もあるでしょう。ジムでトレーニングする気はあっても、ジムが汚い。こんなケースもあります。両方を総合的に見ていくことが重要です。

自分の仕事のやる気が出ない時。

環境はどうですか?机が仕事ができる状態になっていますか?

2.動機には様々なものがあるということを理解する

何かを始めるとき、その理由は人によって違いますよね。スポーツや運動をする理由も人それぞれです。また、個人間だけでなく、子どもと大人、男女、文化や民族ごとにも異なってきます。

例えば、子どもは技術の向上や興奮、楽しみ、能力を示すためにスポーツや運動を行うことが多いですが、大人はダイエットやストレス解消などの健康を目的として運動を始めることが多いとされています。

文化的にも多様な社会だからこそ、特定の文化や年代、性別に特徴的な動機を知っておくことも役立ちます。さらに、動機は変化します。例えば若い人の運動したい理由は、楽しいから、試合が好きだから。年齢を重ねるにつれて健康面に変わるのはよくあることです。10代で誰が運動する理由に糖尿病予防と言いますか?言いませんね。代謝が…これも言いませんね!50代では…。よく聞くでしょう!笑

3.環境を調整する

運動する人のニーズに応じて環境を調節することが必要です。でも、すべての人のニーズを満たすことは難しい。例えば、トップレベルの選手には厳しいトレーニングだけを行うのが良いと思うかもしれませんが、選手にとって純粋に楽しむことやチームメイトと交流を深める時間も大事になる場合が多くあります。こうした楽しみや交友といった視点がアスリートのモチベーションやパフォーマンスを高めることにつながることにもなるのです。ニーズに合った環境や指導を提供するためにも、実際にどんなニーズがあるのか知ることは非常に役に立つでしょう。

4.望ましくない動機を変えるために行動修正を用いる

時には、環境調整だけでなく相手が持っている望ましくない動機を変えることも重要です。

例えば、相手に怪我を負わせることがサッカーをする目的になっている子どもがいたとします。この場合、指導者は安全なプレーを強化するために、危険なプレーにはペナルティを与えたりすることで動機を変える行動を修正していくことができます。個人の特性などを変えることは難しいですが、こうした行動修正は望ましくない行動が見られた時には最適な方法の1つとなります。

まとめ

まずは選手・自分自身の理解から

選手は何にやる気を出すのか?

自分がなかなかやる気が出ないタイプであれば、なんでそうなるのか?

この2つを個人と環境から考えてみます。仕事であれば、何時が自分が一番頑張れる時間なのか?知ると調整ができる。考えるのは大事なのです。やる気が出るようになる同期はあるか?なぜ?なぜ?を繰り返して、意識的でなく、無意識的なところに入っていくのがメンタルトレーニングの醍醐味です。例えば、リハビリが続かない。もし、リハビリを頑張ると歩くことができて、それによって子供と公園で遊べる。以前それが楽しかったけど、今できない場合。この考え方はリハビリ=歩く、ではなく、リハビリ=子供と遊ぶという少し先の目標であり、願望であり、やる気を出させる要因になったりします。深く探っていく。これは大事なんですよ!

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イワツキ(自己紹介

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