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オンラインVS現地大学院留学: 費用・体験・キャリアで見る本当の差

オンライン大学院での学びは、本当に現地留学と同じ成果を生むのでしょうか?

学ぶ場所を移す価値は、数字だけでは測れません。費用や手軽さだけでなく、経験と成果まで見渡すと、選び方の輪郭がはっきりしてきます。

まず費用。一般論としてオンラインは安く、自己負担で決めやすい価格帯が多いのは事実です。ただし総費用は単純比較できません。後述の資金支援の有無で差が逆転する可能性があるからです。

学びの質と体験では違いが明確です。オンラインはビデオ視聴や課題提出、掲示板でのコメントが中心で、同じ時間・同じ空間を共有しての議論は限定的になりがちです。対して現地では、授業内外のディスカッション、生活文化への接触、友人関係の形成など、学習の周辺にある「留学の醍醐味」へ自然にアクセスできます。実地経験が物を言う分野、たとえばスポーツ心理学のメンタルトレーニングのような内容では、オンラインでは原則として十分な実践が難しい点も無視できません。

一方で手軽さはオンラインの強みです。社会人でも居住地を変えずに、自分のペースで履修しやすい。実際、研究滞在中にオンラインの統計科目を履修できた例のように、対面では届かない学びが実現することがあります。入学のハードルも低めで、英語力が十分でなくても合格可と明示するプログラムが存在し、MBAではTOEFL30点台でも合格可とする募集要項が見られます。

資金支援は現地が優位です。現地大学院では学費免除や給与付きポジションが得られる可能性があり、博士課程で月25〜30万円の支給を受けて生活できた実例があります。これに対し、オンラインで学費免除が付く事例は(コロナ期を除き)見かける機会がほとんどありません。奨学金もオンライン前提では取りにくいのが実情で、結果として「表面の学費は安いのに、支援込みで比べると高くつく」状況が生じ得ます。

キャリア面はさらに慎重さが必要です。オンライン修了者を10人以上見てきた中で、海外就職や大幅なキャリアアップに直結した例は確認できていません。日本国内ではMBAが評価される場面はあり得ますが、オンラインMBA等を取得して海外で職を得た事例は、14年間の観察でも見当たりませんでした。最終学歴をオンラインにするなら、この点は強い留意事項になります。以上を踏まえると、学びの深さ、資金支援、国際的なキャリア形成の三点で、現地の優位がにじみ出ます。

オンラインは手軽で着手しやすい一方、実地経験・資金支援・海外での展開では現地が強い傾向です。費用だけでなく、得たい成果から逆算して最適な道を選びましょう。

さらに詳しく回答した動画も以下に残しておきますので、参考にされて下さいね!

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