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海外博士課程から見えた「キャリアの広げ方」――研究と教育を超える新しい働き方

「研究者って、大学の中だけでキャリアが完結するの?」そう感じる人は多いのではないでしょうか。

実際には、研究で得た専門性を活かしながら、教員以外の場でも活躍している人が増えています。ここでは、海外博士課程を経て大学教員となった一人の事例をもとに、研究者がキャリアを広げるための3つのポイントを整理します。

一つ目のポイントは、専門知識を外部化することです。 博士号取得後、運動学習やスポーツ心理学を専門に研究してきた彼は、英語論文の執筆支援を求められたことがきっかけで、校閲や翻訳のサポート業務を始めました。最初は友人や知人の依頼からでしたが、研究者の間で評判が広まり、現在では20名以上の論文支援を担当しています。特に英語論文投稿を目指す研究者にとって、専門知識と語学力を兼ね備えたアドバイザーは貴重な存在です。彼自身も「自分の研究経験が他人の成果に変わる感覚が嬉しい」と語っています。

二つ目のポイントは、留学経験を支援スキルに変えることです。 自身がアメリカの大学で学費免除を受けて博士号を取得した経験をもとに、留学希望者のサポートを行っています。英語が苦手な人でも挑戦できるルートを提案し、実際に複数の学生が学費全額免除で合格する成果を上げました。中には1000万円近い経済的負担を回避できた例もあります。留学経験は個人の成長にとどまらず、他者のキャリア支援へと転用できる資産になるのです。

三つ目のポイントは、研究テーマを社会実践へつなげることです。 筆者の専門分野であるスポーツ心理学では、「セルフトーク」や「モチベーション管理」など、競技者のパフォーマンスを高めるための理論を扱います。この知見を活かし、現在はアスリート向けのメンタルトレーニング指導も行っています。オンラインでの定期セッションやトレーニング計画のアドバイスを通じ、理論を現場に橋渡しする活動です。学術研究が現実の成果として反映されることで、社会とのつながりも深まります。

重要なのは、「専門を閉じない」姿勢です。 論文執筆・留学支援・メンタルトレーニング――いずれも研究の延長線上にあります。自分の専門性を他者に還元しながら、新たなキャリアの軸を増やしていく。この積み重ねが、研究者としての幅と安定をもたらすのです。

研究や教育の枠にとらわれず、自分の専門性を社会にどう還元できるかを考えること。それが、これからのキャリア形成のカギと言えるでしょう。

さらに詳しく回答した動画も以下に残しておきますので、参考にされて下さいね!

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