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運動を上手に学ぶためにアドバイスはどれくらいあげたら良いの? 【運動学習】

私たちの大好きな運動で、こんなことを考えてみましょう。

皆様は、日頃どれくらいアドバイスをあげますか?

  1. 毎回、休むことなくアドバイスを選手/生徒/学生へあげていますか?
  2. 練習の半分くらいあげていますか?
  3. それとも3割くらいあげて、あとは練習を見ているだけでしょうか?

皆様、どうでしょうか?

皆様、こんにちは。

ひろ / 岩月 です。

今日は上の3つの中でどの方法が良いのか?

また、なんで良いのか(どれかが悪いのか)をお話します!

この3つで比べると、いかにも3割くらいの時間しかアドバイスをあげるのは良くないように感じないでしょうか?

1番良いのは、1番目の毎回アドバイスをあげることだ!

と自信を持って回答された読者様も

少なくともいるかもしれません。

「運動」を上手に学んでもらう!

には、どれが良いのでしょうか。

もちろんいろんな状況もありますが、

正解は3つ目の3割程度です。

どうしてでしょうか。

何故だろうか。

そんな事を今からお伝えしますね!

いろんな研究があるのですが、1つだけ簡単にお伝えしますね。

うわー、最悪。研究だ。と思った読者様いませんか?

安心してください!(はいてますよ…w)

簡単にお伝えします。

今から皆さんもこの研究に参加すると思って、

こんな課題をやる事を考えてください。

5メートル先にボールを投げます。

丸いマトがあって真ん中赤い部分が10点。

このまとの外側は0点です。

皆様、ゴーグルのようなもので目を隠されます。

なので、投げる前にマトを見ることはできますが、

自分のボールが一体どこに当たったのか

わかりません。

だって、そうですよね、皆様、(ゴーグルで)前が見えませんから。笑

その環境で練習して、

2日後に、その練習の成果を出す!

そして2日後

テストのようなものですね。

その日で

良いパフォーマンスを出せた = 学習が上手にできた!

となります。

なので

この「運動学習」という

私たちがどうやって運動のスキルを上手にゲットできるか?

という分野は

違う日にテストの日みたいなのがあるんです!

その練習の成果で、人がどれだけ学習できたかを調査する!

測るとお伝えしたら簡単でしょう。

練習には、3つの違うグループがありました。

それでは1つ目。

どこに当たったのかを投げた後に毎回教えてもらえるグループ(1)

これはアドバイス100%群と名付けちゃいましょう。

例えば、毎回のように当たった場所を教えてもらえる

右側の8点ですよ。左下の5点ですよ。といった感じです。

次は、

どこに当たったのかを半分教えてもらえるグループ(2)

これはアドバイス50%群ですよね。

2回に1回、どこに当たったのかを教えてもらえます。

最後に、

どこに当たったのか3割教えてもらえるグループ(3)

これはアドバイス33%群ですよね。

3回に1回、どこに当たったのかを教えてもらえます。

例えば、右側の6点。

左側の7点。

10点。

なんていったスコアを

練習してる対象者(この場合は皆様が)

がもらうことができます。

問題は、どの練習するグループが

2日後にくる、練習の成果を出す日!

にパフォーマンスが高いかということなんです。

さあ、どのグループでしょう。

おい、もう答え最初に言ったじゃん!って思ってる

賢い読者様がいっぱいいらっしゃると思います。

正解は、33%群でしたよね!

1つ伝えると練習した日は、100%群のパフォーマンスが1番高かったのです。

大丈夫ですか?混乱していないですか?

練習した日です。2日後のテストの日ではありませんよ!

でもお伝えした通り、その日のパフォーマンスではなく、

どれだけ人が学習したかということが大事なので2日後が

興味があるところなのです。

パフォーマンスが良くても、2日に悪いということは、簡単に言うと忘れてしまっているということなんですよ。

皆様もテスト勉強で、いざテストの日に良い点数を取ろうとする!

そんなニュアンスと思ってください。

さて、どんな研究だったのか皆様がわかったところで、

どうして毎回アドバイス、パフォーマンス結果を教えてあげることは良くないのか?

箇条書きでまずご紹介しますね。

アドバイスが毎回のようにあると、

  • 頼り過ぎてしまい、それは良くない。
  • 自分で修正することをしなくなってしまう。
  • 単純に毎回は「ウザイ」。
  • まず見てあげることがとても重要。

「ほ〜なるほど」はありましたでしょうか?

簡単に1つずつお話して今日はお〜しまい!にしますね。頼り過ぎてしまい、それは良くない。

頼り過ぎてしまい、それは良くない。

毎回のようにアドバイスがあると、それに頼り過ぎてしまうようになってしまうのです。

確かに、言われるとそうですよね。

自分で学習していかないといけないのに、毎回毎回、何かパフォーマンスをした後に、

「これはこうだったよ!」

「これはこうしないとダメだ」

と毎回聞いていると(伝えられていると)、自分で学習出来なくなってしまう体になってしまうのです。

自分で修正することをしなくなってしまう。

そして、ここに行き着いちゃうんです。自分で

「今のショットはこうするべきだったな。」

「この感覚は良かった!」

反省することがなくなってしまうのです。

でも、良く考えてみてくださいよ。

特にアドバイス100%が良いと思った読者様。

どれだけコーチングしてあげるのか、と

どれだけ学習しているのか、は

プラスの関係性があって欲しいですよね。

だって頑張っていっぱいアドバイスを上げたほうが、上達して欲しいって思うのは当然!

そして、たくさんコーチングしているから、上達するだろう!

という方々は結構、いらっしゃったりするんですね。

(私も以前はそう思っていました。)

でもそれが逆効果になってしまうのは、コーチをされている方からすると、あれ?ですよね。

うん、うん。これは大事なところです!

では3つ目。

単純に毎回は「ウザイ」。

毎回、アドバイスをもらっていると(自分が欲しい!時をのぞいて)、めちゃくちゃウザくないですか?

運動学習とかスポーツ心理学の研究でも

研究論文ではこのような言い方はしませんが、

「ウザイ」です。

皆様もお父さん・お母さんに小さい頃

いろんなことを事細かに言われたことありませんでしたか?

「これしなさい。」

「これよかった。」

「これ悪かった。」

毎回はウザイんですよ。

あと、アドバイスを欲しくない時にするのは良いのか?

ということなんですね。

欲しくない時は、黙ってる方がいいんですよ。

なので、そーゆー意味もふくめて、

33パーセントくらいで

もしくは少なくした方が良い結果が多いんですね!

まず見てあげることがとても重要。

成功する・失敗するに限らず、

人のパフォーマンスは上がったり・下がったりするのは普通なんです。

皆様も例えば、10球速いサービス(テニス)を連続で入れるのは難しいですよね。

プロでも70%くらいファーストサービスが入ったら良いとされるじゃないですか ^^

何回かやったのをみてあげて、それに関してアドバイスをあげる。

これを運動学習・スポーツ心理学 的にいうと

フィードバック(声かけ)を、ちょうど良くしてあげるのが

とても良いコーチング。

学習効果をすっごい伸ばしてあげる

コーチング・指導方法になるんですね。

どうでしょうか皆様?

毎回アドバイスをあげている読者様がいましたら少し減らして選手をじっくりみてみようかな?

少し心の変化が生まれたでしょうか?

でも、これは本当に個人レッスンとか少数生での練習に非常に生かされる結果です。

大勢の人に同時に教えている場合。(ここは大事なところです!)

毎回、同じ人にアドバイスをあげることは無理ですよね?

だって色々な学生・子供にアドバイスをあげならコーチをしていると思うので、毎回毎回同じ人にいうことはないですよね。

例えば20人に教えているのであれば、毎回コーチをしていても違う人ですよね。

なのでずっと静かにしていないといけない。

みたいに思わないでくださいね。

でも大勢の方を対象にしていても、ずっと同じ事でアドバイスを続けていると似たような事になりますよね。そこは似ていますよ。

「コーチングの引き出し」に

アドバイスの量と学ぶことに深い関わりがあるんだ!

これはとても重要なんだ!

ということだけ、お持ち帰りしてくださいね。

33パーセントという毎回決めるわけではないのですが、

ざっくりまとめると

アドバイスの頻度を下げてあげることが、実は、

学習効果があるんだよ!というお話でした。

確かにど素人であれば、少しアドバイスの量も増えるでしょう。でもあまりコーチングを頑張り過ぎてアドバイスをあげ過ぎてしまう。

これは実は、逆効果なんだ!という内容でした。

悪い理由は、こんな感じでしたね。

  • 頼り過ぎてしまい、それは良くない。
  • 自分で修正することをしなくなってしまう。
  • 単純に毎回は「ウザイ」。
  • まず見てあげることがとても重要。

ではでは、また次は、メンタル・スポーツ心理学、運動、留学・英語のお話のどれかでお会いしますね!

運動を効率よく学ぶ ためのスポーツ心理学の授業でよく扱われる基礎知識に関しては、ブログを下に貼っておきます。

良いな!と思ったら、読者様の友人にシェアして頂けると嬉しいです。

それでは、この話が、明日からの皆様読者様のコーチング・指導・教育現場へ少しでも生かされることを

遠いアメリカから願っておりますね!

ひろ / 岩月/ Hiro

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