結論は、この5つです!
- アイデンティティーを失う
- 恐怖と不安
- 自信がなくなる
- グループ(チームメイト、コーチ)間の乱れ
- パフォーマンスの低下
このブログでは、この5つのスポーツのパフォーマンスや心理的安定には困った5つの反応をご紹介します(プレゼントもあります!!)。
筆者➡︎アメリカでスポーツ心理学を教える大学教員でYouTuber(自己紹介)
私は、日本の大学院でスポーツ心理学を学びアメリカ留学して、修士・博士号を取得。2018年からアメリカでスポーツ心理学を教える大学教員でYouTubeもしてます。
【スポーツ傷害】怪我からの心理的な5つの困った反応【メンタルトレーニング/スポーツ心理学】
1.アイデンティティーを失う【スポーツ傷害から】
読者様は、怪我したこと1度くらいはあると思ってもいいですか?
その時、どんな気持ちになったのか少し思い出してみて下さい。
辛くなかったですか?
苦しくなかったですか?
だって、読者様はスポーツ選手。
学生であっても、
「私は、スポーツ選手なんだ!」
のアイデンティティーが先にきませんか?
「スポーツ選手」というアイデンティティーがある多くのスポーツをしている読者様。
大学生、高校生、や中学生などであっても、
私は「学生・生徒」よりも「私はスポーツ選手」が先に来る場合。
いきなり怪我して、アイデンティティーを取られてしまう。
本当にこれは辛いのです。
自尊心を相当なほど傷をつけますよ。
だって、毎日できた練習。
今はもう練習が出来ないなんて考えられない。
- 2週間後に控えていた試合。怪我のせいで出れなくなってしまう。
- 今まで問題なく入れていたレギュラー。
- 怪我によって、そのポジションを奪われてしまった。
スポーツ選手としてこれほど辛いことはないのです。
「私は一体…誰なの?」
とアイデンティティーを失ってしまうことは珍しいことではありません。
2.恐怖と不安【スポーツ傷害から】
いつ私は怪我から復帰して、練習に取り組むことが出来るんだろう。
練習が毎日のように出来ない。
今までは、忙しく充実していた日々。
今は、怪我をしているから時間がある。
この時間があるが、意外と精神的に追い込んでしまうことは珍しくない。
誰かが自分のポジションを取ったらどうしよう?
私は一体、いつ怪我から復帰できるのだろうか?
(復帰した場合)また怪我したらどうしようという不安が消えない。
そう、不安になる事をあげたらもうキリがないくらいスポーツ選手は恐怖と不安に押し潰されそうになっているのです。
3.自信がなくなる【スポーツ傷害から】
これは、言うまでもないですよね。
だって、練習をして頑張って、辛い練習に耐えて自信をつけていく私達。
怪我して練習が出来ない。
ただ、練習を見ているだけ。
練習して上達させたい事があるのに何も出来ない。
自信がなくなるとどうなってしまうんだろう。
モチベーション(やる気)が落ちてしまうのです。
また、復帰して一気にそれを取り返してやろう!
これがトレーニングのし過ぎてや無理に体をカバーして、怪我をさらに起こしやすい状態にしてしまうんですよ。
自信の大切さに関しては、以前のブログでもお伝えしましたが、
自信が無ければ、スポーツ、学業、ビジネス、何をやらせても上手くいかないほど、自信って大事なんですよ。
4.グループ(チームメイト、コーチ)間の乱れ【スポーツ傷害から】
もちろん、怪我をしてそこから、
グループの輪が絆が強くなることもありますよね。
「こいつ怪我しちゃった。」
それが、例えばキャプテンだったとする。
キャプテンは腐る事なく、必死でチームに出来る事をする。
その結果、チームにさらにまとまりが出来て、良い結果が出た。
こんな話の展開、聞いた事ありますよね。
でも逆のパターンは多いのです。
一体、彼(彼女は)いつチームに戻ってくるの?
もうそろそろ練習に復帰出来るんじゃないの?
すでにお話ししたように、
スポーツ選手は焦っているのです。
自信がなくなっているのです。やる気がなくなっているのです。
そんな可能性はあるのです。
そんな選手がチームに混ざっていた場合、チームの士気が下がる可能性は大いに考えられますよね?
サッカー・野球などのチームの場合に、その選手がレギュラーだった場合。
きっと、戦い方も変わってきますよね?
一気に、いろんなバランスが変わる事が簡単に想像できるだろうと思います。
5.パフォーマンスの低下【スポーツ傷害から】
これは、怪我したからパフォーマンスが落ちたんだ!というところを除いて考えてもパフォーマンスの低下は考えられます。
何故でしょうか?
練習が出来ない事によって、自信が落ち、恐怖や不安が上がる事はびっくりすることではありません。
こんな心理状態でパフォーマンスは上がりますでしょうか?
無理なんです。残念な事に。
なので、下がっちゃうと考えるのは普通のことなのです。
また、多くのスポーツ選手は、怪我復帰後に以前と同じようにプレー出来ないという心持ちでいます。
実際、何週間も離れていたらそうなりますよね。
そんな心の持ちようもパフォーマンスを低下させる可能性を持っているのです。
じゃあ、復帰後にいきなりマックスで練習させるのかよ?
そう、私はお伝えしたいわけではありませんよ。
でも、まとめると心理状態のブレは、
パフォーマンスの低下に繋がってしまうという事実は、見透かす事が出来ない、いたって普通の事実なのです。
まとめ.怪我からの心理的な5つの困った反応【メンタルトレーニング/スポーツ心理学】
結論は、この5つでしたね!
- アイデンティティーを失う
- 恐怖と不安
- 自信がなくなる
- グループ(チームメイト、コーチ)間の乱れ
- パフォーマンスの低下
スポーツ傷害についてのメンタルトレーニング・スポーツ心理学に関するお話
でした。
じゃあ、どうやってスポーツ選手・学生を怪我の時に支えていけば良いの?に答えたブログは以下にありますので、あわせてどうぞ!
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イワツキ
スポーツ障害を含んだ私のの大学のカリキュラム・Googleのメンタル情報などスポーツ心理学の最新情報のコラムははこちらへどうぞ!