何故か?
男女のテニス選手ともに4大大会の32人のシード選手で「英語を話せない人がいません」でした。
(2019年USオープンの結果)
4大大会は
- 全豪オープン
- 全仏オープン
- 全英オープン(ウィンブルドン)
- 全米オープン
驚かれるかもしれませんが、1人もいないのです。
男子 = 32選手が英語を話す/32選手(100%)
女子 = 32選手が英語を話す/32選手(100%)
男女 = 64選手が英語を話す/64選手(100%)
100パーセントの人が英語を話せるので、英語のスキルはテニス選手として活躍する為に必要ではないでしょうか?
会話・英語で簡単にインタビューが出来るかどうか決めています。
ランキングの表を下に貼ってあります(2019年9月)。
男子は1位〜40位と日本人選手100位以内の西岡選手(59位)の41名。
女子は1位〜41位の41名(日本人でトップ100位は大坂選手です)。
人数はもちろん、男女平等です。
この82選手の英語の話せる割合はどうでしょうか。
合計 = 82選手が英語を話す/82選手(100%)
西岡選手の英語も本当に流暢です。
「アクセントあるじゃないか!」と意地悪な方は言うのかもしれません。実際、素晴らしく上手で申し分はありません。
100点満点以上です。アクセントがあるようには全く感じません。超がつくほど聞きやすいです。
今日は、この以下2つです。
- 男女テニスのランキング(2019年9月)を紹介、
- 簡単になんで英語が必要かな?のリストをあげる。
テニスの4大大会でシード選手に英語が100%必要な理由
1.男子テニス選手のランキング
1.女子テニス選手のランキング
全員が英語を話すことが出来る。
合計 = 82選手が英語を話す/82選手(100%)
短くまとめたいので箇条書きで、箇条書きで書きます。
2.テニスの4大大会で活躍するためになぜ英語が必要なのだろうか?
(コーチ経験の長い読者様であればもっと良い回答があることでしょう。その際は、教えてくださいませ。)
- ツアーで海外を回るのが楽になる。
- 話せるかな?など変な所に体力を持っていかれない。
- お金に関して、海外で騙されにくい。
- 審判に講義が出来る。
- 上位選手と話す機会が出来て、刺激をもらえる。
- Youtubeで選手の考えを聞くも勉強になります。
- 上位選手と話す機会が出来て、上位選手の思考・取り組みがわかる。
- 上位選手と話す機会が出来て、ヒッティングパートナーなど上位選手と練習できる可能性が高まる。
- スポンサーがつきやすいことはないでしょうか?そうするとその資金を使って、遠征できる。
皆様は、どう感じましたでしょうか?
(わかりやすいので)逆だとこんな感じ(英語が出来ない・興味ない)です。
- ツアーで海外を回るのが大変になる。
- 話せないので、食べ物を買うなど変な所に体力を持っていかれやすい。
- お金に関して、海外で騙されやすい。
- 審判に講義が出来ない。
- 上位選手と話せない・話さない。
- 上位選手と話せないので、上位選手の思考・取り組みがわからない。誰かを通さないとわからない。
- 上位選手と話せない・さないので、ヒッティングパートナーなど上位選手と練習できる可能性が下がる。
- 英語が話せる人を選ぼう!となった場合に、スポンサーがつかない。そうすると資金がなく、遠征が大変でコーチも簡単には雇えなく、帯同させるのは厳しい。
この「英語を話せる人しかいないという情報」を、日本のジュニア選手にお伝えした時に、彼らはどうなるのであろうか?
本当に世界1番を目指して、日々練習・トレーニングを行なっている選手。
少なからず、英語を勉強して世界に近づけるといってモチベーションは上がるのではないでしょうか?
英語が出来ないと世界に行けないとお伝えするためにこの記事を書こうと思ったのではありません。そんな意地悪なつもりはありません。
この数字を見た時に、必要性に気づかされました。
(正直、全員話せるなんて全く思ってもいませんでした。)
私は先週(2019年9月)、先輩のご好意でUSオープンを観戦する機会を頂きました。
大坂選手の感動的なスピーチ(ココ選手との試合の後)を聞きました。
そこで、ふと思ったのです。
世界で活躍する選手の中に、英語が出来ない選手はいるのだろうか?
その理由は、試合後のインタビューをYoutubeなどで、みんな英語で話をしているからです。
調べてみました。結果はお伝えしましたね。
皆様は、どうこの結果を考えますでしょうか?
私は、日本から世界へ活躍する人がどんどん出てくる将来を見ることが夢です。
日本のテニスコーチがどんどん強い選手を排出して、USオープンを見に行った時に、日本人が山ほど、の大会を見てみたいなとは思っています。強い選手に必要な:
- フォアハンド
- バックハンド
- サーブ
- ボレー
- 俊敏性
- 忍耐力
- メンタルタフネス
- 諦めない心
- 他にも色々と必要なのはありますが、
「英語のスキル」
が少なからず、ツアーで色んな場所を回らないといけない、テニス独特の環境を考えると、必要と言える(申し訳ないですが、他のスポーツはわかりません)。
ペラペラになる必要はありません。なんとかでも会話が生活に不自由ないくらい出来ればそれでいいのです。
皆様にとってこの情報が何か行動を変えるのでしょうか?
やっぱり英語が大切だから、選手に「英語を勉強しなさい!」ではなく、
トップ選手の全員が英語で会話できるから将来のために少しずつ勉強すると良いかもしれないよ?
そして、上にあげたリストの1つでも伝えてみる。
そう伝えようと思ったコーチが読者様の中に1人でもいらっしゃるのであれば、私はとても嬉しいです。
もし、いや英語なんて必要ない。テニスの練習・トレーニングだけさせるんだ。
そのようなコーチもいらっしゃることと思います。もちろん、テニスで活躍して、世界の大会に出場して、英語に触れる機会が増えて、その結果 →英語が話せているかもしれません。そのため、
その考え方をお持ちのコーチの方々の考え方も私は、尊重します。
ただ、私の意見としてこの100%から、
「テニス選手として活躍するには、英語は大事」
で必要不可欠だと考えます。
これは、「読者様への文章のプレゼント」とはならなかったかもしれないですが、話題提供にはなったでしょうか?(男子と女子のトップ100に入る選手のデータはこの下のブログから)
コーチの友人が多くいらっしゃる読者様は、「こんな事実があるよ」と他のコーチに伝えて頂ける・シェアして下さると嬉しいです。
読者様と日本からテニスで活躍する選手がたくさん出てくることを期待しますね!
(英語に関する記事に興味のある方は以前のブログ↓をご覧くださいませ↓)
それでは、またスポーツ心理学・メンタル、運動、語学・留学の記事でお会いしましょう ^^
ひろ / Hiro / 岩月猛泰