「どうやったら運動のスキルを上手にゲットできるか?」
「どうやったら運動のスキルを効率よく獲得できるか?」
読者様は、このようなの質問を考えたことはあるだろうか?
(私はテニスをしていた時にあんまりしっかり考えたような記憶がないです…泣)
みなさま・読者様、こんにちは。
ひろ / 岩月 です。
(写真は、以前メンタルトレーナー・テニスコーチとして働いたコロラド州にあるエアフォースアカデミー[Air Force Academy]のテニスコートの周りです。)
(ドローンをぶっ飛ばして上からの撮影です!)
まず、「学ぶ」や「学習する」とはどういったことなのだろう?
皆様もテスト前など「勉強した」ことは、もちろんあるでしょう。
(スポーツクラスの私であっても多少はありますw)
テストなどに関係なく、「日々の生活が学びだ」
「学べないようになったら、それでもうおしまい」
と考えている読者様もいらっしゃるでしょう。
「学ぶ」とはどういうことなのでしょうか?
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記憶 = 「学習」 である。
記憶ができない人は、学習出来ない人ということになる。
カメラで撮った写真が、すぐに消えてしまうとお伝えしましょうか。
全てがそういうわけではないが、ざっくりいうとこれは正しい。
(「記憶(Memory: メモリー)」に関する授業(15週間)を博士課程の時に取ったが、本当に「記憶」は奥が深いんです。記憶だけで週に2時間半を15週間話せる知識が信じられない…)
さて、
テスト前に、なぜ皆様は勉強したのであろうか?
良い点数が取りたい。良い成績が取りたい。
もう少し先を考えると、それによって良い高校や大学に行きたい。
ではなかっただろうか。
私たちみんながやろうとしていたのは
まさに、数多くの「記憶」である。
ここで勉強に関して深くお話しはしないが、
簡単にどちらの勉強方法の方が効率が良いか。
もしくは、覚えやすいか。考えて頂きたい。
月曜日だけ英語を7時間勉強し、週に7時間。
毎日、英語を1時間ずつ勉強し、週に7時間。
勉強時間は同じ7時間である。
どちらの方が勉強に効率良さそうなのは、答えを言わずとも
科学的な理由がわからなかったとしても
皆様にとって、簡単な問題ではないか、と私は思っている。
正解は、後者である。
誰でも、毎日やったほうが「記憶しやすい」と思うのではないだろうか。
皆様、読者様の考え。まさにその通りである。
毎日やったほうが忘れにくい。
記憶しやすいということになる。
それでは、運動はどうだろうか。
どんな練習をすることによって、
自分本人、
は練習したものを(体が)忘れにくいのか。
またはコーチ・教員などの指導者であれば、
どんな練習を提供してあげることによって、
生徒/選手(学習者)が練習で得たことを忘れにくいか
(体が)記憶しやすいか、
を深く考える(た)ことがあるだろうか。
例えば、勉強方法と同じように
週6でテニスを1時間して、1週間で6時間の練習。
月曜日だけ6時間テニスを練習して、1週間で6時間の練習。
どちらが運動を学ぶ・学習するということにとって、どちらが良いだろうか。
答えは同じである。
このようにどのようにしたら、運動が学習されやすいか。
どのような練習方法が望ましいか。
このような質問は、どうしたら人が学習しやすいかというところから始まっている。
では運動ではどうだろうか?と運動の学び方に流れてきた。
今回はこ領域をお話しするので、数多くはお伝えできないが、多くの好ましい方法がある。
私はアメリカの大学で2年間(2012〜2014)男子テニス部のアシスタントコーチ、
1年間(2013〜2014)男女テニス部の総監督、
として活動した(現在2019年)。
その質問を考えながら練習を組み立てていたのであろうか。
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私は、残念なことにその時は、
運動をどのように効率よく獲得するか(上手にゲットするか)
という領域(運動学習)に関して1つ授業をとった程度で
詳しくなかった。
なんとなく、「この練習は良いだろう」
この練習は、
「自分が学生の時にもやったし、良かったと思う」
といった、科学的に良い
多くの方から見ても「この練習は〇〇だから良いよね」
という練習をたくさんしていたのどうかは
自信を持って「はい」とは言えない。
全ての練習方法を科学的に良いと言うことは難しい。
しかし、練習を提供する指導者にとって、
持論ではなく、科学的に、
運動を効率よく獲得する練習方法。
運動を効率よくゲット出来る練習方法。
と自信を持って提供しているだろうか。
私の専門である
どのように運動のスキルを効率よく獲得できるか
という 運動学習
という領域には、多くの方法。
マジックとでもお伝えしましょうか。
多くのコツがある。
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それを次回のブログから余すところなくどんどんお伝えしていきます。
今日の気づきとしては、
運動を効率よく学習出来る方法は、科学的に
いろんな方法があるということである。
それを知っている中で練習を組み立てる指導者、コーチ、教員。
それを知らずに練習を組み立てる指導者、コーチ、教員。
この2つに差が出てくると思わないであろうか。
それも練習を年に200回や300回以上やることを考えると、
全く知らずに指導することは少しぞっとするかもしれない。
これは、リハビリなどの現場でも間違いなく重要と言えますよね。
歩けなくなった人が、リハビリを通して歩き方を学ぶ。
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これも、運動のスキルを上手にゲットしよう!いう事になります。
最後に、
経験がものをいう。
これは、よく聞くのではないだろうか。
しかし、悪いということを続けてきた場合。
その経験は良いのであろうか。
いっその事、そんな経験ないほうがよかったのではないかと、
私自身も思わされることもある。
これが良いだろう!
と
これは良い!
は大きく違う(少なくとも、違う)。
これが良いだろう!が間違っていた場合、知らなかった方が良かった知識になる。
例えば、
最初は、地球が丸いとは、誰も思っていなかった。
地球は平らである、と思っていた。
しかし、今はそれが間違っていることを私たちは知っている。
スポーツで考えると、以前は
「水を飲むな」と言われていた。
今現在、「水を飲むな」と言う指導者、コーチ、教員はいるのであろうか。
もうそんな常識知らずな人はいない。
科学的に正しくない。おかしいのは誰もが知っている事実である。
それに近いのではないだろうか。
どうやったら「運動のスキル」を上手にゲットできるか?
これを今後、余すところなくお伝えしていきますね。
この練習は良いのであろうか?なんで良いのであろうか?もっと良い練習があるのであろうか?
それを少し考えるだけでも、大前進であるに間違いない。
と、私は思っています。
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ここまで読んでくださった皆様、
いつもどうもありがとうございます。
1つもう1つ目の運動の学び方がみたい!と言う方は、この下のブログを見てください。
「アドバイスをあげる量はどれくらいがベストなのか?」という内容です。
今日は「読者様への文章のプレゼント」になりましたでしょうか。
「うん、うん」と少しでも多くの方が頷いてくれていればこれほど嬉しいことはないです。
もしこれが参考になったなという読者様がいましたが、友人にシェアしてくださいね ^^
それでは、皆様、またお会いします。
ひろ / 岩月 / Hiro