この大勢の中で試合をする。大事な試合の前で試合。人前で話すとなった場合。
プレッシャーを皆様は感じますでしょうか?
緊張しますでしょうか?
タイトルの「プレッシャー」は悪いのか
どう思いますか?
プレッシャーはあんまり良くないですよね?
はい、正解です!悪いです。
と、今日はここまで。だったら簡単なのですが、
そんなに簡単ではないのがメンタル(こころ)・スポーツ心理学なんです。
こんにちは。
ひろ です。早速お話しますね!
正解の前に、このストーリーを聞いてください。
レポーター「試合でプレッシャーを感じますか?」
荒川 静香 氏(トリノオリンピック 金メダル)がこんなことを言っています。
荒川静香氏「プレッシャーを感じないと良い滑りは出来ません。」
荒川静香氏「試合前はポーカーフェイスでした。」
荒川静香氏「ポーカーフェイスによって対戦相手に、この人緊張していないなと思わせる事ができます。緊張しているんだ、と思われると相手がリラックスしてしまう。」
荒川静香氏「でも、アイスショーの場合は別です。あえて、緊張したところを後輩などの周りに見せています。」
荒川静香氏「それによって後輩が「荒川選手でも緊張するんだな〜」っと少しでも後輩をリラックスさせてあげる環境を作っています。」
どうでしょうか?
もうきっと正解がわかりましたよね?
荒川 静香 氏「プレッシャーを感じないと良い滑りは出来ません。」
これに全てが集約していると思いませんか。
プレッシャーを感じることは良いんです。
多くのプロスポーツ選手も声を揃えて言いますが、プレッシャーは良いです。
これはスポーツに限らずともそうですよね。
仕事の面接。大事な商談でのプレゼン。音楽などのパフォーマンス。
大事なテスト。
スポーツで言えば、選手にとって大事な試合。
試合の中での大事なポイント。大事なショットの前。
試合前。試合中。あらゆる場面でプレッシャーがかかるときがありますよね。
また、プレッシャーを感じるにも色々な理由がありますよね。
- 人に見られている
- コーチ、親、友達に見られている
- この試合勝ったら全国大会出場
- このゲームとったらこの試合勝てる
- 前勝った相手(チーム)には負けられない
- 格下の相手には負けられない
研究者へ、というよりも、多くの皆様方へ、とこのブログを書いているので、
細かい細かい研究の話は今日はしません。
でも、一つだけ簡単にお話ししますね(おい、どっちだい!)
プレッシャーはある程度までは良く、パフォーマンスを上げる。だけど、高くなりすぎて、一定を超えてしまうとパフォーマンスが一気に落ちる。
おっけいですか?もう1度いきますよ。
プレッシャーはある程度までは良く、パフォーマンスを上げる。だけど、高くなりすぎて、一定を超えてしまうとパフォーマンスが一気に落ちる。
この考え方が、私は、1番理にかなっていると思っています。
プレッシャーが上がれば上がるほどパフォーマンスが上がる。
という簡単な考え方もあるのですが、スポーツ心理学の歴史を考えるとこれは古く、それに当てはまらない場合が多いんです。
前者の方が大勢の方にとって当てはまるケースになります。
(プレッシャーをまったく感じなくパフォーマンスが高い人やその逆もいるので、全員にとは言いません。でも間違いなく多くの人に当てはまるパターンです。)
全員に聞かないのかよ、なんだよ〜っとがっかりされている読者様がいらっしゃるかもしれませんが、
「全員に良い練習方法や勉強の学習方法がない」と思って頂けると有難いです。
このブログで1番、重要視して伝えたいことは、
「プレッシャーを受けることは良いこと」
です。このことを知っているか、知っていないかでは、
少しプレッシャーがかかった時になかなか気の持ちようが難しいんです。
でも、
プレッシャー = 悪い
と考えている方は意外と多いんです。
「プレッシャーかかっちゃうんだけど、どうしよう」
「なんかプレッシャーかかっちゃうんですよ」
これは本当に良く聞きます。
プレッシャーがかかる → 力が出せなくなる → その結果、試合に負ける
こんな感じの流れでしょうか。
ここぞ!っというところで力が出したい時。
プレッシャーは当然かかってきて、これはいたって普通です。
でもこれを悪いと思ってしまうと、
体がおかしい反応をしている
と考えている、もしくは考えていた方はいらっしゃらないでしょうか。
私は、以前そう考えていましたよ。
「”大事な時は、プレッシャーがかかって当然だよ。だって、自分の力最大限に出したいんだから。”」
「”この体とか気持ちの変化は本当に普通で、大事な場面で力を出すために体にエネルギーを体に与えてるんだよ!”」
なんて伝えてみてください(実際にそうですので)。
意外とこんな事言われると、体の力って抜けるもんですよ。
子供だったら特にそうでしょう。
彼ら、吸収力なかなか半端ないですからね!スポンジですね。
これはスポーツ場面に限らずどんな場面でもです。
人前で話すのは緊張しますよね。上手く成し遂げたい。失敗したくない。
こんな心の心境の変化が体に変化をもたらすのです。
例えば、汗が手に溜まったり。足が震えたり。トイレに行く回数が増えたり。フラフラ歩いてみたり。唇が乾いてきたり。
環境の変化→ 心の変化→ 体の変化→ パフォーマンスの変化
ですね。
もっと長く書きたいのですが、疲れてしまうと思うのでこの辺にします。
メンタル・スポーツ心理学に関してのブログは、
次は、
プレッシャーに強くなるために練習ではどんなことをするべきか
についてお話しします。
今日の1番大事なメッセージは、
「プレッシャーを感じることは良い」
(何度もくどいよ、という方。すいません。これが1番大事なメッセージですので…。)
むしろ、プレッシャーがかからなかったら、おかしいとでも思って下さい。
ということで、
もう悪いと感じることは今日で
「卒業」ですね。
だって、自分の力を最大限出したいんですから。
これは、本当に普通のことなんです。
もし、「あ〜為になったな」との読者様は、シェアして頂けると嬉しいです。
どんな練習をしたらプレッシャーや緊張などに負ける事なく最大限の力を出しやすくなるかは、
のブログを参考にされてください!
それでは、今日はこの辺で失礼しますね。
今日も、読者様、ありがとうございました!
ひろ / 岩月 / Hiro